Carazo - Contreras
スペイン北部の町ブルゴスの南東約30kmに位置するのがCarazoという小さな村である。
ここで、「続・夕陽のガンマン」の捕虜収容所のシーンが撮影された。
吊橋を固定していた杭や鉄製のフックがまだ残っていた。
何の残骸なのかな…
余談だが、この捕虜収容所の撮影場所は小高い山の頂上にあり、周囲に張り巡らされた鉄条網を越えて侵入しなければいけない。
私は、カメラを抱えて順調に侵入し、目的の場所に向かっていたのだが、不覚にも4匹の牧羊犬みたいなでっかい犬に見つかってしまった。
たいへんな勢いで吠えながら走ってくるので、一目散に車に向かってダッシュ、再び鉄条網を越えてタッチの差で車に飛び込んで、難を逃れた。
Paco氏は大笑いだった…死ぬかと思うくらいの全力疾走だったのに…
Before GBU
「続・夕陽のガンマン」以前
The Castilian
El Valle de las Espadas
1963
この場所が、「続・夕陽のガンマン」以前に「The
Castilian」という史劇ドラマの
ロケーションとして選ばれていたという情報が友人のミシェルから届いた。
Courtesy of Michel Commes
The Castilian / GBU
The Castilian / 1999 photos by Michel Commes
Contreras
ここは、上の捕虜収容所の撮影されたCARAZOから直線距離にして数kmの地点だ。
車で約10分ほど。
墓だった部分は盛り上がっていて、なんとなく当時の様子がうかがい知れる。
この場所に到達するために、山を越えなければならない。
峠を越えると眼前にこの風景が広がるのだ。
思わず感嘆の声が出る。
サークルの中心部の石を敷き詰めてあった場所の輪郭のみが少し残っている
盆地状の地形のため、地面は水が染み出していて湿地状態だ。
March 2004